複数あるフォークリフトの免許

フォークリフト運転特別教育

物流の現場や工場などで物を運搬するのに使われるフォークリフト、そんなフォークリフトを使って仕事をするために必要な資格は2種類あり、そのうちのひとつが「フォークリフト運転特別教育」です。フォークリフト運転特別教育は最大荷重が1トン未満の小型フォークリフトを運転する際に必要な資格であり、フォークリフトを運転したことのない未経験者でも講習を受けることができます。

講習期間は2日間で、フォークリフトの基本知識や取り扱いについて学ぶ学科が6時間、実際にフォークリフトに乗って運転技術を学ぶ実技が6時間となっており、それを修了すると資格を取得できます。かかる費用は15,000~20,000円程度です。実際に現場で働く人から、フォークリフトを扱う現場で働くことを目指しているフリーターや、主婦など実にさまざまな人が講習を受けています。

フォークリフト運転技能講習

フォークリフトを扱うために必要な資格の2つ目は「フォークリフト運転技能講習」です。このフォークリフト運転技能講習は最大積載荷重が1トン以上のフォークリフトを運転する際に必要になります。特別教育の資格とは違い大型のフォークリフトを運転するために必要な幅広い知識や、高度な技術を得るための講習なので、講習期間は特別教育よりも長くなっています。また、求人募集などに書かれる「要フォークリフト資格」はこの運転技能講習を指している事がほとんどのため、特別教育と間違えないよう注意しましょう。

取得する際にかかる期間や費用は受講者の経験によってばらつきがあり、未経験者、および運転免許保持者は講習が4~5日、費用が約45,000円、6ヶ月以上の運転業務経験者、および大型免許保持者(実務3ヶ月以上)は講習が2~3日、費用が20,000~30,000円となっています。